ゴルゴ展
連載50年記念特別展 原画だけじゃなく、ファンにはたまらない色々なゴルゴ体験もできます。
- 2017.11.13
- 全て
連載50年記念で現在開催中のゴルゴ13展に行って来たのでご報告。
ゴルゴ13を読み始めて早2年。海外遠征の際のおともです。
今読んでいるのは、文庫版で現在40巻あたり。作品は1978年あたり。
道のりは遠い。。ちなみに現在152巻まで出ているようです。
海外で読むと面白いのは、滞在先が舞台になっていることもしばしばで、なんだかゴルゴも今同じ空気を吸っているのかな という気持ちになれます。
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特にロンドン、パリは登場回数も多いので、滞在先でゴルゴを読むのも楽しいかも。
ゴルゴ13のあらすじは言わずもがなですが、ゴルゴ初心者の私なりの理解をば。
①過去の経歴は白紙
ゴルゴの過去をにおわすエピソードもいくつか出てきますが、真相は闇
→読者としてはゴルゴの経歴はとてもつもなくキニナルのですが、それを彷彿させながらも「結局わからんのか-い!!」ってなる演出がまた憎い。
②任務遂行率は100%
絶対こんなの無理やん!って依頼も最終的には完遂。任務遂行のための知識、技術、体力ももちろんですが、何よりあのメンタルの強さが恐ろしすぎる。見習いたい。「マシーン(機械)」と揶揄されているけれど、あの正確さはまさに機械。
③ほぼ話さない
本人のセリフはほとんどなくお話しは進む。たまに見えるわずかな表情の変化が読み手心をまたくすぐる。たまに見せるゴルゴの人情がまたにくい。
場所は海遊館近くの大阪文化館。
大きなゴルゴが出迎えてくれます。
しびれる・・・。
もれなく標的になれます。
本当に撃たれそうな気がしてきたので、あの穴に入るのはやめました。
もうほんとかっこいい・・・←本気
ちょいちょいこんなゴルゴが登場してくれます。
はい。黙って鑑賞します。
私的この展示会の見どころ
①ゴルゴ愛用のライフルM16でゴルゴ体験!
いやぁこれはかなり貴重な体験かと思います!!!
実際のライフルの重さと同じらしいです。
いやまたこれが重たかった・・・。
構え方間違ってる!と怒られました。
はいスミマセン。
肩の上に置くのではなく、脇の前にくっつけて、射撃の際の衝撃を受けるらしいです。
勿論実弾は出ませんが、一応標的が3人程いました。この重たいライフル抱えながらスコープから標的を探すことの難しいこと・・・。
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気を取り直して正しい持ち方にて。
いやほんと重たい・・・。これを軽々片手であげようもんなら。です。
②原画がたくさん!!!あの名作もフル原画で読める
ファンにはたまらない原画。もう、なめまわすように見ました。
私が現在読んでいる1970年代後半あたりが結構フィーチャーされていたので余計にテンションあがりました。
そしてゴルゴの名作中の名作。エヴァのエピソードが降る原画で読めるという贅沢さ。
会話は決して多くない二人のやりとり。それでも心を通い合い、エヴァの最期をゴルゴが見届け続ける後半のシーン・・・。下手な恋愛映画より感動的です。
後ろに立ったら殺されます 汗汗
このおしりほしい・・・←切実
ぐさっと来ました。フラれた 笑
③さいとう・たかをさんのゴルゴ哲学を学べる!
さいとう・たかをプロダクションオフィス一部再現コーナー。
今でこそ奥深い漫画は数多くありますが、ゴルゴ連載当時の50年前は、漫画は娯楽というか、4コマ漫画のような娯楽要素が強いの主流。
そんな風潮の中で真逆をいく、リアルな作画、なんなら世界情勢を勉強するためにゴルゴを読む というくらいの質の高いエピソード。
今読んでもとても勉強になります。世界の裏事情、当時の世界情勢をフィクション、時にノンフィクションで楽しみながら学ぶことが出来ます。(セリフが多すぎてめげることもありますが 汗)
また、50年間一度も休載せずにこの質を維持しながら連載できた背景には、徹底した「分業制」のおかげです。
私の最近の座右の銘は「適材適所」なのですが、正に適材適所を具現化したさいとうたかをプロダクション。
綿密なスト―リー構成、絵コンテ、各種作画(人物、建物、銃器など)、全て分業だそうです。
ゴルゴ愛飲の「ブラディ・マリー」のみたい!
って思ってメニューを見たものの、お酒メニューは残念ながらなかった。チェ
ゴルゴの余韻に浸りながら外に出ると、大阪湾に映る夕日が建物に反射して、とても美しかったです。
今月27日まで開催中です。
気になる方はおはやめに~。
いやぁほんと愛読者にはたまらん展示会でした。
ゴルゴ13連載50周年記念 特別展
開催期間:2017年10月6日~11月27日
場所:大阪市港区海岸通1-5-10 大阪文化館(海遊館となり)
観覧料:一般1500円
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