ロンドン滞在記  ミラネーゼより人懐っこいLondoner(ロンドンっ子)に気を付けろ!

ロンドン滞在記  ミラネーゼより人懐っこいLondoner(ロンドンっ子)に気を付けろ!

私は、日本でもよく道を聞かれ、ミラノで中国人に中国語で声をかけられ(これは日本でも然り)、とにかく色々な人に声をかけられます。そんなに声をかけやすい雰囲気を出しているのだろうか。

 

ロンドン滞在中も、とにかくいろんな人に声をかけられました。

滞在初日に声をかけてきヨガの先生なのにブレイズヘアスタイルの彼。

話していたら日本に近々一年程滞在予定で日本語も勉強中なのだとか。

たまたまご近所だったので、連絡先を交換して、別日にご飯にいきました。


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彼は純粋に日本語を勉強したい!という感じだったので、プチ日本語講座になりました。

 

 

また、滞在中に入り浸っていたカフェで、たまたまコンポジットカード(キャスティングで必ず持っていくモデルに必要な、写真と事務所の連絡先とスリーサイズが書かれたカード)を机に置いていたら、

白髪の紳士に「君モデルなの?先週もこのカフェにいたよね?」と声をかけられ。

「(むしろ毎日ここにいます)」

と思いながら、また時間があればお茶でもしようと言われて

別日に同じカフェでお茶をし、この紳士(?)は、また別の日にご丁寧に観光案内までしてくれました。

 
そしてまた別日に、ステイ先を移動中、スーツケース片手に山登りリュックを背負ってグーグルマップを見ていたら、「荷物持ちましょうか?」と声をかけられ宿先まで運んでくれる始末。まぁもれなく「僕ここの近くに住んでるし、なんでも教えてあげられるから連絡先教えて」と言われましたが。。プリメイドの番号で1か月で期限切れるし、一応教えときました。

 

こんな感じで、道を歩けば棒ではなく、Londonnerに当たります。

 

バカ正直な私は立ち止まって話をしたりして、しかもたまたまいい人だったから良かったものの、、、ですね。

 

そんなこんなある日、ロンドンでも大きなショッピング街にでて、目的地を探していたら、ある女性が泣き顔で

「×▲□〇※×▲□〇※×▲□ I am homeless!!! Need help!!!!! 10£ please!!!!!」と物凄い勢いで声をかけてきました。

 

え!?なに?と状況がよくわからないままぱっと見たところ、

ふつう、本当にふつうの身なりの女性。

てっきり財布を無くしたから、家に帰れなくなって泣いているんだ思ったものの、財布にはリアル5ポンドしかなく。。

でも5£あれば家に帰れるなぁと思い、バカ正直な私は彼女に

 

「5£しかなくてごめん」

と言って渡しました(本当ばか)。


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そしたら彼女は

 

「Need more 10£!!!!I am a homeless!!!!!!!!(あと10£要る!私はホームレスなの!)」

と再び泣け叫ぶ。

 

まだまだバカな私は

 

「ごめんね。。。でも5ポンドしかないの」

と答える。

 

でも、おや?さっき10£と言うてたのに、なんで後10£って増額してるんだ?って

 

頭が????ってなっていたら

 

「 go exchange!!!!!(両替しろ)」

と言い出しました。

 

そこで、まだばかな私は、多少の疑念をもちながらも

 

「なんであなたのために両替しないといけないの?」

 

と言うと、

 

「I am a homeless!!! Need help!!!!!!」と再び泣け叫び。。。

 

しぶっている私を見て諦めたのか、

 

チっと舌うちをしながら私が渡した虎の子の5£を握りしめて立ち去っていきました。

 

そこで私はやっと

 

「あ、、、、騙された」

 

と悟りました。

 

イタリアでも物乞いやスリはたくさんいます。私も財布を盗られたことがありました。

でも、こんな形のプレゼンテーションでお金を取る(盗る?)というスタンスは初体験でした。

うーん。イタリアの方が全然かわいげがある。

もちろん単純な物乞いももちろんいるけれど、こっちが楽しむような(楽器演奏、ダンス)もしくは券売機の買い方を聞いてもないのに教えて来る等、少なからずこちらに利益があるであろうパフォーマンスをした後、彼らはチップを要求するので。

なのでイタリア人をかわいいと思った一幕 (笑)

 

 

彼女は単独行動だったのが未だ幸いでした。

 

もし複数犯なら、私がそちらに気をとられている間に、財布や金目のものを盗られていても不思議ではなったでしょう。

 

むしろ5£ですんでよかったなと思いつつ。自分のバカ正直さに嫌気がさしつつ。。

 

いやはや。こぎれいなろんどなーにとても勉強させられた1日でした。

 

この話をネイティブスピーカーに話すと

 

「そういう時はね『F△CK OFF (消え失せろ)』って言えばいいんだよ」

と、もれなく英会話講座まで設けていただきました。

 

気が抜けていた証拠でしょう。ロンドン滞在後数日の出来事でしたが、襟を正しました。

 

こんなのにひかっかるのは私だけでしょうが。

たまたま他に声をかけてきた彼らたまたまいい人だったので良かったものの。

ですね。

 

イタリアでこんな出来事がありそうならまだ想像つきそうですが(ミラノという土地柄もあるのかも。南に比べてシャイらしい)、ロンドナーの方が断然色々な意味で積極的です。

 

 

皆さまお気を付けを。

 


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