【ミラノからロンドンへ】悪夢の飛行機トラブルフルコンプリートの旅 後編

【ミラノからロンドンへ】悪夢の飛行機トラブルフルコンプリートの旅 後編

海外の飛行トラブルフルコンプ、いよいよ最終話!

私の想い?が募りすぎて3回シリーズになってしまいました。

飛行機トラブル前篇

飛行機トラブル中編

 

・遅延による乗り継ぎミスでブリュッセルで一泊足止め


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・夜遅すぎて食べ物なにもなくひもじい

・携帯を空港で無くす(後から出てきた)

・シャトルバスが終了してタクシーにぼられながら泣く泣く移動

 

これだけ経験したらもう何もないだろう と思っていたのですが、

まさかの裏ダンジョンボスがいるとは思ってもいませんでした・・・。

 

次の日はホテルからきちんとシャトルバスに乗って移動し、

チェックインカウンターで振替便の旨を伝え、荷物の控えも見せる。

 

出国までもさほど混んでおらず、びっくりするくらいスムーズ

 

空港で水を購入しようとすると、相場の4倍くらいしますが、これは1€で販売されていました。

 

 

しかもチャリティーにもなるようなので、迷わずこちらで水を購入。

っこれは初めてみた(後日、スタンステッド空港でも見かけました。)

そうか、ゴディバはベルギーか。今買っても溶けるしなぁ・・・。

そもそも日本で買えるからここで買う必要はないよね・・・。

 

 

出国審査では「コンニチハ!成田に帰るの??」なんてフレンドリーに接される。

 

はじめてのブリティッシュエアー。

1時間少しの飛行だけれども、快適にすごせました。

 

そして時間通りのヒースローに到着。

イギリスの入国審査は時間がかかります。並ぶ前にお手洗いに行こうと思うも見当たらず、そのまま行列に並ぶ。

 

そして1時間くらい経って私の番に。

私の前の人はとてもスムーズに入国が終了し、私も同じ担当の人に。

 

 

じーと顔を見られる。

 

係「仕事は?」

「ライター」←看護師とかのがよかったか・・。

 

「何に書いてるの?本?」

 

「ウェブとか」

怪訝な顔をされる。

 

「てかこれあなたの顔?」

 

「え????」

 

「髪型が違うじゃない」

 

「チガイマスネー」

 

「てかほくろないじゃない。なんで?」

 

「取りたかったから取った」

 

「なんで?」

 

「嫌いだから(めっちゃ突っ込んでくるなぁ)」

 

「どうやって取ったの?」

 

「レーザー」

「・・・・・・。」

 

「ちょっとまって」

 

と、別の係員を連れてくる。しかも二人も!!!!

 

 

そして、パスポートの顔と私の顔が違いすぎると議論。

そら10年前のだし、違うよね・・・。この時顔パンパンやし・・・。

 

別の係員「どうして目の下のほくろは残してるの?」

「(どんだけ圧迫面接やねん・・・)取りたかったけど、目の周りは敏感だから取れなかった」

 

この言葉には、どうやら納得した顔をしていた。

 

 

「何日いるの? てかロンドン去年も来てるよね。 てかイタリア何してたの?貯金の残高は?」

 

とりあえず矢継ぎ早に質問攻め。

 

そしてやはりパスポートの写真と納得いかない模様。

この時既に疲労困憊。てかお手洗いにいきたい・・・・。

 

 

「ちょっと別の機械で確認するからあっちに移動して。」

 

 

「ままままままさかの別室!?!?!?」

 

これは数時間コースか。

 

と思ったので思わず

 

「まずお手洗いに行かせてほしい」

と懇願すると

 

「いいわよ」

とあっさり快諾。がしかし別の係員が

 

「1分で終わるから待てる?」

 

と言われ、あれ?別室じゃないのか

 

と思い、端にある大がかりな機械のある場所につれていかれる。

 

仰々しく撮影。二人がかりで私の今の顔とパスポートの顔を確認される。

 

「今の顔のIDとか持ってないの?」

 

「な・・いです。」

 

「貯金はいくらあるの?」

 

「(またかい!)」


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「持ってるカード全部見せて」

 

キャッシュカードとクレジットカードを見せる

 

うーん・・・という顔をされながら無事?にスタンプを押されて通過!!!

 

や、やっと解放された・・。

 

入国審査に並びだしてから1時間強。

はやく空港から出たい。

 

預け荷物を確認しようとするも、もはや遅すぎてベルトがどこなのかというアナウンスがない。

次の便のしかない・・・。

 

係員の人に

「ブリュッセルからの荷物はどこですか?」

と聞くと

「5か6かな」と言われ、探すも、どちらのベルトにもない・・・。

嫌な予感・・・。

 

荷物センターに行き、

再度確認すると

「4番だよ」「もしそれでもなかったらまた来て」

と言われ、

最初からここで聞けばよかったと後悔しつつも再び4番へ。

でもやっぱりない。

また列に並び、荷物が無い旨を話す。

 

「確認するから待って。てかなんであなたこんなに遅いの?」

「(いやいや遅く来たくて遅くきたんじゃないし・・)入国に時間が・・・」

「あーじゃあ荷物どこかに除けられてるだろうねぇ。時間かかるからその辺で待ってて」

と告げられ、また待たされるのか・・・となりながら、

探しに行った係員はさっきの

「5番か6番」と適当な回答した人。信頼感ゼロ。

 

しばらくすると戻ってきて

「ないね~」という回答。。。恐れていた最悪な状況が勃発。

 

受付の女の人に

「ないってどういうことですか?ロンドンに届いていないってことでうすか?」

と聞くと

「ロンドンには届いている」

「じゃあなんでないの?」

「誰かが持っていったんじゃないかなぁ・・・」

 

「はい・・・?イマナント?」

 

「たまにあるのよね~」

 

「空港のどこかにあるってことは?」

 

「うーん・・。6回探してないから、100%ここには無いね。」

 

もう、それならブリュッセルにあるとかいうてほしい。

ブリュッセルじゃなくてもいい、南アフリカとかでもいいから、

私の荷物がどこかで確かに確認された と誰か言って。。。。。

 

携帯が行方不明な時以上に、自分ではどうしようもないこの現状に、もう落胆しかない。

 

「荷物が戻ってくる可能性・・・は?」

 

と聞くと

 

「間違えて持って帰った人は、自分の荷物が代わりに空港に置いたままだから戻ってくるよ。

そしてあなたスーツケースはロックしてるでしょ?」

 

なるほど。たしかに言われるとそうだ・・・。

 

でも意図的に盗む人もいるかもしれない。この時点で信頼できるガイジンはいない。

 

事務的にフォームに記入し、一体荷物情報はどうやって入手できるんだ。

 

ステイ先の住所や、知り合いの携帯番号も間違えずに入力しているのかこのおばさんは!?

 

疑心暗鬼とはまさにことのこと。

 

「あなたのメールアドレスも書いて」

 

と言われ、記入するもののきちんと・・・(以下略)

 

ともすると、通知メールが。どうもきちんと入力されていたらしい。

 

「そこで荷物状況のアップデートを確認してね」

 

と言われる。

 

なるほど・・電話連絡ではないのね。システマチックだ・・・。

 

そんなこんなで後ろ髪ひかれまくりながら空港を去る。

 

空港を出るまでに3時間くらいかかっていました。

 

ロンドンはこの上なくピーカン青空。

皮ジャン持ってきたけど要らないくらい。

 

あ、皮ジャンはスーツケースだ・・・。

 

とりあえず気持ちは沈みまくり。

でもステイ先の人に

 

「イギリス人のいうこと適当だから信じない方が良いよ。多分ヒースローかブリュッセルに絶対ある。」

 

と言われ、少し救われる。

 

午後6時頃になんとなくログインしてみると・・・

 

「found」

 

「これほど輝かしい英単語はあっただろうか」

 

「ほら。やっぱりヒースローかブリュッセルにあったんだよ。」

 

海外在住が長い人は言葉の重みが違うなぁ としみじみ。

 

個人的にはブリュッセルで放置プレイされていたんだろうな と思いつつ、とにかく荷物が見つかって良かった・・・

 

とやっとここでロンドンの青空を美しいと思えた瞬間でした。


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