モデル滞在記〜移動編〜
パリ→ロンドン バス移動の旅!意外と楽しかった
パリでの滞在が何日になるのかわからなかったので、パリ→ロンドンへの移動手段を直前まで予約していませんでした。
それがドラマの始まりでした。
ユーロスターで行こうとしたら、前日予約だとまさかの230€。(30,000円くらい)
ちなみに片道です。飛行機とかわらない値段・・・・。
本来、事前に予約すると12,000円くらいでいけます。
直前に値段も下がることがあるらしいのですが、今回は超ぜつ裏目にでました 泣
○Sponsored Link
イギリス人の知り合いや、ロンドン在住の方に相談したところ、
「バスでいけば?」
と言われ、急いでロンドン入りする必要もないし、こんな機会あんまりないだろうなと思って、
バスで行くことにしました。
ちなみに私が利用したのは
oui bus という会社。
私が予約したバスは、まさかの39€(6,000円くらい)
ユーロスターの五分の一の値段でいけました。ありがたや。
事前に色々調べていると、バス停まで駅から5分くらい歩くと書いていました。
sim買っていなかったし、大荷物なのと、ステイ先から意外と近かったので、Uberで目的地まで。
出発時刻の15分前にはついておくように!!!
と公式ページに書いていたので、
余裕をもって、出発時刻の40分程前に到着。
殺伐とした乗り場。大荷物だったので、へたに動けず、寒い中じっと待っていました。
このように、乗り場がいくつかあって、 番号がふってあるのですが・・・・
掲示板には何も反映されていません。
係員らしき人に聞いても、
「モニターを見て」
しか言わない。
うーん海外だ・・・。
そしてバスを見ても、どのバスがどこ行きか、ぱっと見わかりません。
なので、バスの運転手に一人ずつ
「このバスはロンドンに行きますか?」
と聞いて回りました。
これぞ海外感・・・。
そして答えは満場一致で
「NO」
刻々と出発時間がせまってきて、お達しのあった出発15分前になっても一向に現れず。
バスはしばしば定刻に来ない
と事前情報では得ていましたが、あまりの情報のなさに、(そして寒いし)
色々不安になってきました。
そこで、同じように待っている人で
ニールズヤードの手提げかばんを持っている人を発見!
※イギリスのオーガニックブランドです。日本で買うと高級ですが、イギリスだとリーズナブル。
この人はきっとイギリス人、またはイギリスに行く人に違いない!!!
と思い、
「ロンドン行きのバス待ってますか?」
と聞くと、
「そうよ!!まだ来ないよね!!私も待ってるから心配しないで!!」
と話していたら、近くにいた男性も
「まだ来てないよね~よかった~」
と3人で安心を共有。
結局予定より30分程遅くに到着しました。
待ってましたといわんばかりに人々がバスに群がる。
そしてやっと出発。
事前情報では、
陸路(パリ→海峡)3時間 → 船上(海峡超え)3時間 → 陸路(海峡→ロンドン)3時間
で、途中何度も休憩があるし、船では歩きまわれるから良いよ~。
飲み物とか買い物もできるよ~。
と言われていましたが、念のため水と食料は確保して乗車。
これがのちに功を奏しました(詳細は後述)
パリを抜けると、すぐに北海道のような景色に。
しかも私の席は、天井がガラスになっていて、とても開放的でした。
そして思いの外座席も快適。
今回の旅のおともにうってつけの本。
これは各作品の裏話がいろいろ入っていて、読んでて楽しい。
一応現在地も表示される。
WIFIもつかえました。ただ上限が60MBなので、最低限しか使えません。
最低限の検索やメッセのやりとりくらいは使えるので、行き倒れることはない という程度。
本を読んだり昼寝したり、景色を楽しんでいたらあっという間にボーダーまでつきました。
この間休憩なし。あれ?
アナウンスでは、
出国審査を済ませたら、速やかにタバコを吸って(←ヨーロッパっぽい!)、トイレにいって、戻ってきてね♪
とのこと。
語尾に♪ ついてそうなくらいなノリのアナウンス
バスをすすめてくれたイギリス人曰く、
戻ってこない乗客は、運転手は容赦なく置いていくそうです。
さすが自己責任の国、海外・・・
出発前に人数確認してるのに、あれはポーズか!
なので、時間は必ず守れ! と言われていましたが・・・・。
ボーダーで、自販機はあったものの、安定の全て売り切れ。
そらそうだろうな・・・ここしか買うとこないし。
補充とかしなさそうだし。
そしてやはり・・・
休憩は一向になし。
フランスの国境の超えたのち、少し走ると、
いよいよ大英帝国の入国審査へ。
イギリスの入国審査は無駄に厳しい(こらこら)です。
VISAある人にも厳しいらしい ←なんで?
例によって色々聞かれました。
「何日いるの?」
「何しにきたの?」
「なんで次の飛行機とってないの?」
「この住所はホテルか、家かどっちなんだ」
このあたりまではまぁ予測範囲内。
そしたら突如
「お金はいくら持ってきたんだ」
え????
えーーーーーー??????
個人情報・・・笑
「ATMから降ろすから、現金持ってきてない。」
と返答すると
「通帳にはいくらあるんだ?」
えーーーーーーーーー!
超個人情報 笑
リアルな数字を告げると、妙に納得して通してくれました。
ちょっと複雑。
ということで無事通過。
いよいよ船に乗れる・・・・?
と思っていたら、
アナウンスが流れて。
降りちゃだめだよ。トイレいきたいならバス車内のを使ってね。
と言われてエンジンオフ。
あれ?降りれないの?船旅は??
エンジンも切れたので、徐々に蒸し暑くなり・・・・。
こんな感じでただゆらゆらゆられること約1時間・・・・。
地上に出てきました。
電車に牽引されて?、トンネルを渡った模様。
なので時間は速かったのですが、ある意味軟禁状態。
そんなこんなでまたバスは走り出したものの、この間やはり休憩なし。
30分遅れて出発したものの、定刻より15分程はやめに到着できました。
フランスの国境とイギリスのとの国境で強制的に2回降ろされます。
夜中移動はこれ、結構しんどそう・・・時間と宿代は浮くけれど・・・・。
まとめ
私が今回、長距離バスに乗る際に事前に集めた情報と実際乗って伝えたいことは・・・・
・約10時間、乗り続けても耐えられる飲み物や食べ物を確保して乗車。(特に飲み物)
・バスが来ない場合は、見知らぬ人にも勇気をもって話かけて、不安を共有して少しでも心を和らげましょう。
・ネットは最低限しか使えない(ouiバスは60MB)
・深夜移動はきつそう(各borderで2回強制降車させられるので)
・意外と快適(高速バスが苦手な私でも楽しめた)
・船に降りれるタイプのと、トンネルを渡るタイプのがある(こっちのが乗車時間は短い)
・隣に座ってる人で快適度は大きく分かれそう
(私の場合、細身の男の子でしたが、もしガイジンの豊満な方が隣だと、窮屈感は増大すること間違いなし。これはもう運)
です。
時間がある旅なら、バス移動も一度は経験してみても良いかもですね。
余談:バスをすすめてきたイギリス人に「休憩ゼロだったよ」と話すと
「クレイジー!!!」
「それは運転手が悪い!!」
と何度も言ってました。そうなんだ・・・。
運転手によって休憩のありなしが決まるのか・・・。
ほなまたのち~
○Sponsored Link