モデルの海外挑戦は「稼ぎ」にいくのか「実績」をとりにいくのか。

モデルの海外挑戦は「稼ぎ」にいくのか「実績」をとりにいくのか。

モデル福富馨@ミラノです。 

ミラノ滞在中のリアル日記はほぼほぼリアルタイムでnoteで更新しています。

noteにも載せた記事ですが、せっかくなのでブログにも載せようと思い、少し書き換えてます。

 

以下の内容は、これから海外に挑戦したと考えているモデルに向けて書きました。

 

もちろんモデルじゃない方や海外挑戦する予定がない方にも、海外渡航の現実、豆知識 として読んでもらえたら幸いです。


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理想と現実のギャップ

 

海外でのモデルの仕事は

 

きらびやかでギャラも高く、ものすごくウハウハ!

 

なイメージがあるかもしれません。

本格的に渡航を始める前は私もそう思っていました。

ミラノだけれどもアメリカンドリーム的な妄想を抱きまくっていました。

 

しかし、渡航して分かったことがあります。

 

それはタイトルの通り、

 

「稼ぎを取るのか、実績を取るのか」

ということです。

 

もちろん、ハイエンドブランドのキャンペーンなどは実績もギャラも持ち合わせているでしょう。

しかしそれはピラミッド型の頂点の頂点の選ばれしモデルたち。

その人達が目立つので、モデル=頂点の頂点 と誤認してしまいます。

 

しかし、現実問題、大多数のモデルは、

「生活のための仕事」

「実績をつくるための仕事」

は必ずしもイコールではない ということです。

 

渡航する意味

正直なところ、日本人をはじめとするアジア人が、短期滞在でヨーロッパのマーケットで荒稼ぎして帰国する というのは至難の業です。

私も正直に話すと、毎回マイナスで帰国しています。

それなのにどうして何度も渡航するのか。

その理由はただ1つ

 

「実績がほしいから」

 

です。

 

ヨーロッパ各地のファションウィークのショーに出る。

 

雑誌に載る。


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これは現地滞在していないと絶対得られない仕事、経験で、何事にも代えがたい大きな「実績」になります。

これは日本での仕事に大きなアドバンテージになることも事実です。

しかしながら、これらはギャラが安かったり、最悪出なかったりする場合があります。でもそれ以上の価値があるから、私たちは必死に取りに行きます。

 

 

一方で

「ECサイトの撮影」

「展示会のモデル」

というのは、確かに経歴には若干なるものの、仕事そのものは地味であり、後に残ったり、ブックに入れられないため、「実績」にはなりにくいものの、ギャラはそこそこ良いです。

 

夢を現実するために最初は割り切る

 

海外へ挑戦しようと思った時、

「実績」をとるのか、

「稼ぎ」をとるのか

 

で、エリアや渡航時期も変わってくるでしょう。

もちろん最初から「両方」とれるに越したことはありません。

しかし、これを渡航前に認識しておいた方が良いのは、

渡航後に思うような仕事をとれず自暴自棄になったり、

せっかく事務所に所属できたとしても、

1回目の渡航で「稼げなかったからだめだった」

と自信喪失して2回目以降の渡航をやめてしまうのはとても勿体ないからです。

この渡航は

「実績のため」なのか、「稼ぎ」のためなのか、

最初は割り切って分けて考えた方が得策です。

 

モデルとして何の仕事で「稼ぎを確保」しつつ、何の仕事で「実績をとりにいく」のか。

最初はそこをうまく考えながらマネタイズしていきながら挑戦エリアを考えて渡航計画を立てる

と良いと思います。

 

 

モデルは身体1つで稼げる仕事で、マーケットがはまれば世界のどこでも仕事ができます。

しかしその「身体」を商品として保ち続けるための身体と心のメンテナンスは想像以上に辛いです。特に海外では・・・。

だからこそ、この点を踏まえて(ある意味割り切る)、少しでも息長く海外挑戦が続けていけるように という願いをこめて書き留めてみました。

 

ほなまたのち~


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