ミラノ滞在記2018年3月
入国審査よりも厳しい?公共交通機関の検察
自慢ではないですが、私はイタリアに入国する際に何も聞かれたことがありません。
「ジャパン?」
「コンニチハ」
っていわれたくらいでしょうか。
基本ゆるゆるのイタリア。
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がしかし。
一旦入国したら、鉄道などの公共交通機関の検察には気を付けましょう。
地下鉄構内での一幕。
このように係員によって人間の盾がはられ、抜き打ちでチケットを検察されます。
こちらの公共交通機関は出入り口がゆるかったりするので、キセルができなくもないシステム。
特にバスやトラムは何も通さなくても、見せなくても乗車できます。
だがしかし、一旦彼らにつかまり、もしキセルをしていたら、罰金が確か90-100€(14000円くらい!)
とられます。
地下鉄は、改札通った際に印字されるので、そこまで複雑ではないのですが、
国鉄や少し長距離のは注意が必要で、ホームに設置されている機械にチケットを通して印字しないといけません。
そうしないと、そのチケットはいつでもまた使える
ということになるので・・・。
今回、空港からミラノ市街へ向かい際、久しぶりの電車を使ったのですが、すっかりチケットへの印字を忘れていました。
電車にゆられていると検察が。
堂々とチケットを見せる私。
怪訝な顔をする係員。
係「イタリアにははじめて?」
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私「ちがいます(え、入国審査でも聞かれなかったことをなぜ今私は電車の中で聞かれているのだ・・・)」
係「じゃあなんでスタンプ押してないの?」
私「まーーーーーんまみーーーあ(ぬぉーーーすっかり忘れていた)」
係「いつまでいるの?」
私「10日間(長期滞在するといったら別室に連れていかれそうな気がして、謎に嘘をつく)」
係「わかった。ちょっと待ってて」
と係員がどこかへ行ってしまう。
到着早々やってしまった・・・と自責の念にかられていたのですが、
係員さんは粋なはからいをしてくれ
もう片道分の追加料金のみで対応してくださり。
係「ノーマルな追加料金でしょ。で、帰りもこのチケット使えば良いからね」
なんて優しい係員なんだ。
感動しました。
日本人はキセルはしないと思いますが、国鉄などの長距離を乗る際は印字を必ずしてね!!!
余談ですが、かなり前に国鉄にギリギリ乗ろうとしたときに、印字の機械が見つけられず、たまたまホームを歩いていた係員に
「どうしたらいいの!?!?でももう電車発車するよ~~~」
と言ったら
「とりあえず乗れ!」
と言われました。
係員なのになんて発言。 さすがテキトーイタリア。
よくよく考えたらかなりリスキーでしたが、この時はたまたま検察が来なかったのでラッキーでした。
2年前くらいから頻繁にミラノに来るようになりましたが、今回の滞在で何度も検察に遭遇しています。
年々多くなっている印象。
ということで、イタリアは入国審査よりも公共交通機関の検察には注意しましょう というお話しでした。
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