何でモデルになろうと思ったの?
 好きと似合うは違う 適材適所 編

不定期連載? のこのシリーズ。

前回の記事で、少し触れた、イメージ作りについて今回は記していこうと思います。

晴れて事務所所属というスタ―トラインに立った私。

所属=仕事がもれなくある

わけではなく、万年就活状態であるため、所属のための自分磨きから、仕事を取るための自分磨きをしなければなりません。


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そこで、「キャラ設定」というのが大変重要になり、ここで仕事のベクトルが全然異なってきます。

大きく二つに分けると

ファッションモデル:

パリコレ等のショーやVOGUE等といったハイファッション、アート、モードの分野で活躍する、所謂モデルと言われて想像する「THE モデル」。ものすごく手足が長く、浮世離れした人たち。目力、クール、睨みつける ちょっと近づきがたいイメージ。

例)富永愛さん TAOさん 萬波ユカさん など

コマーシャルモデル:

服を見せる仕事だけでなく、企業や商品のイメージを担う。笑顔、爽やか、かわいい、美人、親近感があるイメージ。

例)蛯原友里さん SHIHOさん 桐谷美玲さん など

 

でしょうか。もちろんぱっくりこの二つに分かれるわけではなく、両方を行き来することも多々あります。

日本での需要の大多数は後者の「コマーシャルモデル」。

「髪の毛は巻いた方が良いのかな」

とコテを買っては巻く練習をしたり、

「おめめぱっちりメイクはどうすれば良いのかな」

とつけまつげをつけてみたり

「ミセスの格好をした方が良いのかな」

とマダムのような恰好をしてみたり

と、あれこれ試していました。

しかも、私には、「これがモデルだ」という像がありました。それは、

今これを言うと周りからびっくりされるのですが、

当時私の愛読していた雑誌は「美人百花」。

そんなこともあり、当時のクローゼットには

「白」

「ボーダー」

「シフォンのカットソー」

「ゆるふわスカート」

「SunaUna」


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「UNTITLED」

と、まさに美人百花に載ってそうなものばかり。

しかし、ある日私は悟りました。

頑張って美人百花の服がそれなりには似合ったとしても、本当にその服が似合う人たちにはどう頑張っても勝てないのだ・・・・と。。。

美人百花が好きな反面、色々な人からおすすめされるのは

「黒」

「グレー」

「魔術師のような服」

「YOJI YAMAMOTO」

「ISSEY MIYAKE」

読むべき雑誌は「VOGUE」「SUPUR」など・・・。

美人百花とは真逆の世界観・・・・・。

悲しいかな、私がこれまで愛して止まなかった世界観を、誰一人として真似ろとは言いませんでした。

しかし、モードの仕事は関西にはほぼほぼありません。

そんなこともあり、しばらくの間、私は美人百花とVOGUEの間をいったりきたりと風見鶏のようになっていました。

決してモードが好きじゃないというわけではなく、

「自分には無理だ」

「そっちに振り切っても仕事なんてない」

という先入観がありました。

しかし、徐々にモードなイメージの格好になっていき、風見鶏ではなくなってきました。

前髪を短く切ったあたりから、モードにシフトチェンジできたのかなと思います。

こうやって今のスタイルのベースが出来、モードに振り切ったイメージ作りに研鑽するようになりました。

モードに振り切ったら、次は違う目標がふつふつと芽生えてきました・・・

つづく・・・・

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